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Starscape Guide

現場で本当に役立つ、星空の仕組みと撮り方。

星を点に写す:露出計算機

星はゆっくりと動いているため、シャッタースピードが長すぎると線のように伸びてしまいます。星を点として写すための限界時間を計算します(Nルール)。

おすすめのシャッタースピード

21

秒 以下


マイ機材プロファイル

撮影の持ち物チェックリスト

必須アイテム

あると便利なもの

星にピントを合わせるコツ

1. マニュアルフォーカス(MF)にする

星は暗すぎるため、オートフォーカスは効きません。レンズのスイッチを必ずMFに切り替えましょう。

2. 明るい星を探す

ライブビュー画面で、できるだけ明るい星を画面の中央に配置します。

3. 画面を最大まで拡大する

拡大表示機能(虫眼鏡アイコンなど)を使い、星を大きく映し出します。

4. 星が一番小さくなる位置を探す

フォーカスリングをゆっくり回し、星の光の点が「最も小さく、ハッキリした点」になる場所を見つけます。それがピントの合った状態です。

最高の空を探す:場所選びと光害

星を綺麗に撮るための最も重要な要素は「機材」ではなく「場所」です。

ボートル・スケール (Bortle Scale)

空の暗さを1〜9のランクで表す指標です。

  • Class 1-2 最高の暗さ。天の川が影を作るほど明るく見えます。
  • Class 3-4 田舎の空。天の川の構造がはっきり見えます。
  • Class 5-6 郊外の空。天の川はぼんやりと見えます。
  • Class 7-9 都市部の空。明るい星しか見えません。

場所選びのポイント

  • 光害マップを活用: 「Light Pollution Map」などのサイトで、青や黒のエリアを探しましょう。
  • 視界の開けた場所: 特に撮りたい対象(天の川など)がある方角が開けているか確認。
  • 標高が高い場所: 空気の色収差や霞が少なく、よりクリアに写ります。

撮影のマナーと安全

暗闇でのマナー

  • 赤いライトの使用: 白い光は人間の目を眩ませ、撮影中の他人の写真にも台無しにします。赤いライトなら夜間視力を維持できます。
  • スマホ画面に注意: スマホの画面も非常に明るいです。使うときは明るさを最小にするか、背を向けましょう。
  • 静かに過ごす: 星空スポットは閑静な場所が多いです。深夜の大きな話し声や車のエンジン音には配慮しましょう。

安全を守るために

注意: 夜間の撮影は危険を伴います。
  • 家族や友人に目的地を伝えておく。
  • 防寒対策は「やりすぎ」なくらいが丁度いい(夜は急冷します)。
  • 野生動物(クマ、イノシシなど)への対策を。

気象条件のチェック

雲量

当然ですが、快晴がベスト。低層・中層・高層の雲の状態を詳しく見られる予報サイト(SCWなど)が便利です。

湿度と夜露

湿度が高いとレンズが曇ります。レンズヒーターや、使い捨てカイロを巻き付ける対策が必須になることがあります。

風の影響

長秒露光では、わずかな風でも三脚が揺れて星がブレます。風の強い日は三脚を低くく、重しを付けるなどの工夫が必要です。

被写体別・設定の目安

被写体 絞り (F値) ISO感度 露出時間
天の川・満天の星 開放 (F2.8以下推奨) 1600 - 6400 15 - 25秒
月 (月齢による) F8 - F11 100 - 400 1/100 - 1/500秒
流星群 開放 (最も明るい値) 3200以上 10 - 20秒 (連写)
星の軌跡 (比較明合成) F4 - F5.6 400 - 1600 20 - 30秒 (多数撮影)
Tip: RAW形式の保存を忘れずに!後で明るさや色味を調整しやすくなります。

ソニー αアカデミー 講師による星空撮影講座

製作者の関岡大晃が、ソニーのプロフォトグラファーによる写真教室「αアカデミー」にて講師を務めています。
オンラインや対面での講座を通じて、より実践的な撮影テクニックや画像編集、星景写真の楽しみ方を直接レクチャーいたします。

製作者による撮影テクニック・機材レビュー

製作者の関岡大晃が、カメラのキタムラが運営するフォトライフメディア「ShaSha」にて記事を執筆しています。 星空撮影のコツや最新機材の活用術など、より深い知識を得るための情報を発信中です。

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